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7日前Travel

爆発的すぎる観光地──桜島、火山と生きる島へ。

爆発的すぎる観光地──桜島、火山と生きる島へ。

「こんなに噴火してるのに、人が住んでるの?」
桜島に初めて来た観光客が、必ず驚くポイントだ。

ここは年間数百回も噴火する“現役の活火山”。
それでもこの島には、自然と共に生きる人たちがいて、火山の恵みとともに暮らしている。

ただ危険なだけじゃない。
桜島には、火山が生んだ壮大な風景と、人の暮らしが溶け合う美しさがある。


いまも生きてる火山──桜島

桜島は、常に「もくもく」と煙を上げている。
その姿を海の向こうから見ているだけでも、とんでもない迫力だ。
でも、桜島の本領は、近づいて初めて分かる“地球の鼓動”

なかでも「有村溶岩展望所」では、かつて火砕流が襲った土地の上を実際に歩ける。
目の前の火山は今も活動中。ドーン…という爆発音がリアルに響いてくる。


定番なのに、いちいちスケールが異常な名所たち

有村溶岩展望所

全長約1kmの溶岩遊歩道。
空気が静かすぎて、噴煙の音まで聞こえる。「地球が動いてる」を実感できる場所。


黒神埋没鳥居(くろかみ・まいぼつとりい)

黒神埋没鳥居.jpg
1914年の大噴火で、火山灰に埋もれた鳥居。
今も地面から頭だけをのぞかせて立っている。自然の力の前では、神様すら立ち尽くす。


避難壕(ひなんごう)

桜島の退避壕
島内各所に点在する緊急シェルター。
観光名所ではなく、“本気で使うやつ”。それがこの島のリアル。



“いま”の桜島を感じるLIVE配信と噴火警戒レベル

実際に桜島の様子は、YouTubeのLIVEカメラでもリアルタイムで確認できます。
灰が舞い上がる瞬間、噴煙の立ちのぼる音のない風景――
その“地球の動き”を、まずは画面越しに感じてみるのも一つの方法です。


level3.jpg

また、桜島は気象庁が発表する 「噴火警戒レベル」によって立ち入り範囲が変化 します。
通常はレベル3(入山規制)以下で観光が可能ですが、状況によっては一部エリアが立入禁止になることも。
訪問前には、気象庁の最新情報や桜島ビジターセンターのサイトで確認を。

**気象庁のサイト - 桜島の活動状況 **



桜島でしかできない体験、あります。

カヤックツアー

錦江湾を漕ぎながら、海上から火山を望む贅沢。夕方がとくに映える。
かごしまカヤックス "桜島半日カヤックツアー" (https://www.kagoshima-yokanavi.jp/activity/10372)
カヤック.jpg


マグマ温泉

硫黄の香りと熱めの濁り湯。 火山の真横で、爆発音をBGMに入る温泉という狂気の体験。
国民宿舎レインボー桜島・マグマ温泉" (https://www.kagoshima-yokanavi.jp/spot/10195)
マグマ温泉.jpg



アクセス:15分で“異世界”へ行けるフェリー

桜島フェーリー.jpg
鹿児島市からフェリーでわずか15分。24時間運航・片道250円という手軽さ。
だけど、到着した瞬間に空気が変わる。“観光地”というより、“大地の上に乗ってる感覚”

桜島フェリー公式サイト


桜島が観光客に人気な理由

  • 火山×夕焼け×海という“映える”景色のコンボ
  • 噴煙や爆音という「動きと音」のある旅
  • ディープだけど安全に体験できる、“非日常”への入り口

RAW JAPAN Comment

桜島は、“見る場所”じゃない。
“感じる場所”だ。

「静かな恐怖」と「地球の美しさ」が同居するこの島は、どこよりも“いま”を感じさせてくれる。
観光名所だけど、背筋が伸びる場所。 “火山と生きる世界”を見に行こう。

ちなみに私の家の洗濯機も、6年目に突入してから火山のようにうなり出しました。
「ナイアガラ洗浄」の名に恥じない迫力。噴火まであと何回まわせると思いますか?


出典:各施設公式サイト
画像:各公式サイト / photo AC / Getty Images

6/7/2025 — RAW JAPAN
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