Japan Travel vol.01|淡路島 観光 完全ガイド|絶景も美食も映えも詰まった、“体験型”島旅へ!

淡路島“異世界体験”ガイド─建築、アニメ、星空、玉ねぎ、すべてがここにある島
関西から高速バスで約1時間。 そのアクセスの良さとは裏腹に、ここは「異世界が詰まった島」。淡路島は、アニメの世界に入り込めるテーマパークから、世界的建築家・安藤忠雄のランドマーク建築群、星空の下で泊まるコクーン型ホテル、そして“日本一甘い”と評判の玉ねぎや、淡路牛、生しらす丼まで──すべてが濃すぎるくらい詰め込まれた“体験の島”。
この記事では、そんな淡路島の魅力を、「体験」「食」「建築」「文化」に分けて一気に紹介していきます。
淡路夢舞台:安藤忠雄の建築と自然が融合した聖地
約100区画の花壇を段状に積み重ねた巨大な庭園。それぞれの花壇には四季折々の植物が植えられ、滝のように流れる水路と相まって、自然と建築が交差する美しい風景を生み出しています。 “百段”の名前は象徴で、実際には1500段以上の階段があるという圧倒的スケール。
約7,000㎡の吹き抜け空間に、世界中から集められた約3,000種の植物が展示される、日本最大級の温室。照明・アート・音楽を駆使した季節ごとの展示演出もあり、「植物と生きる空間デザイン」として評価が高い。
建築と自然を結ぶ水辺空間。水面に反射する空とコンクリート、そして植物が静かに重なる設計で、まるで風景画の中を歩いているような気持ちに。
🌐グランドニッコー淡路 オフィシャルサイト
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ニジゲンノモリ:アニメの森で全力冒険
ニジゲンノモリ×アニメ『鬼滅の刃』 コラボイベント 第3弾
2025/3/15 (土)~ 2025/12/14 (日)開催
光と音に彩られた全長1.2kmの夜の森を歩き、無限城での戦いに向けて、これまでの鬼殺隊と鬼の戦いを振り返り追体験できる「ナイトウォーク 無限城への軌跡」。昼は、ufotable描き下ろしの鬼達の謎を解き明かしていく「謎解きウォーク 花降る里と幻の鬼巡り」。昼夜異なる2つのイベントを開催!
https://nijigennomori.com/en/kimetsu_awaji/
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グランシャリオ 北斗七星135°:星空とキャラクターの宿泊体験
- ナルトルーム:暁のアジト風内装。天井には写輪眼。
- ドラゴンクエストルーム:スライムが各所に隠れていて、メダル探しのミッション付き。
- ゴジラルーム:怪獣のフィギュアや資料に囲まれた、まるでミュージアムのような部屋。
- ハローキティルーム:星の世界をテーマにしたかわいい空間で、天窓からキティちゃんが覗く演出も。
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グランシャリオ 北斗七星135°─淡路島の恵みを五感で味わう
淡路島グルメ:三大名物は牛・玉ねぎ・しらす
■淡路ビーフ
神戸ビーフの素牛でもある、島育ちの極上和牛。サシの入り方が繊細で、口に入れた瞬間にとろけるような食感が特徴。柔らかさとコク、そして脂のキレが絶妙で、食べるたびに豊かな旨みが広がります。鉄板焼き、炭火ステーキ、すき焼き、ローストビーフ丼など、多彩なメニューでその魅力を堪能可能。淡路島の自然環境と飼育技術が育んだ、まさに“島の誇り”ともいえるブランド牛です。
淡路ビーフが食べられる RAW JAPAN おすすめ店
レストラン 大公 - 古民家×淡路牛の定食
“淡路ビーフの聖地”が淡路市志筑にあった──地元に根ざし、世界に誇る和の名店。淡路市志筑に佇む和風建築の名店「レストラン大公」。1990年創業、淡路ビーフの認定店として、ミシュランにも名を連ねる。素材の力を信じ、火入れは遠赤外線の溶岩板。ふっくらと芯まで焼き上げる技が、淡路ビーフの魅力を最大限に引き出す。“手を加えすぎず、本質を失わない”という哲学のもと、生産者への敬意を皿に込める。観光客も常連も、家族のような笑顔で囲む一皿が、ここにはある。
🌐レストラン 大公 オフィシャルサイト
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ステーキハウス Genpei - 明石海峡大橋を見ながら鉄板焼き
海を眺めながら味わう、淡路ビーフの極上体験。淡路島の海沿いに佇むステーキハウス Genpeiは、淡路ビーフ・淡路牛を中心に、地元食材と厳選ワインで五感を満たす一軒。目の前で焼き上げられる肉は、豪快かつ繊細。料理だけでなく、穏やかな海景色とゆるやかに流れる時間もまた、ここでのごちそうだ。
🌐ステーキハウス Genpei オフィシャルサイト
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■淡路島玉ねぎ
淡路島玉ねぎは、とにかく甘い。生で食べても辛くない。水分と糖度が高く、ジュースやアイスに使われることも。加熱するとさらに甘みが増し、まるでフルーツのような味わいに。その食感もやわらかく、とろけるような口当たりが特徴。玉ねぎキャップをかぶって写真が撮れる「うずの丘」では、玉ねぎ型の巨大オブジェ「おっ玉ねぎ」も名物。
「淡路島玉ねぎ」が食べれる。買える。 RAW JAPAN おすすめ店
SHIMAUMA BURGER - 淡路島の恵みを丸ごとサンド
肉厚ジューシーな淡路牛、フルーツのように甘い「淡路玉ねぎ」、そしてふわふわバンズと濃厚トマトソース─淡路島の食材だけで仕上げた、ここだけのご当地バーガーが「SHIMAUMAバーガー」。海のそばで、香ばしく揚がったオニオンリングが食欲をそそり、サクサク、ジューシー、とろける旨さに、思わず笑顔。非日常を感じさせる店の空気と、こだわりのテイクアウトボックスも旅の思い出に。観光の途中に立ち寄りたい、淡路島バーガーの新定番。
🌐SHIMAUMA BURGER 淡路島本店
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淡路島玉ねぎ専門店 - こだわり尽くした“島のセレクト
ただの玉ねぎじゃ、終わらせない。waSTEP AWAJISHIMA内にある「淡路島たまねぎ専門店」では、品種・栽培法・肥料・農薬にまで徹底的にこだわった、選ばれし“極甘”玉ねぎを季節ごとに最大8種ラインナップ。すべての玉ねぎが、淡路島の風土と農家の技術によって磨き上げられた一級品。さらに店内には、島の野菜やフルーツ、名産品がずらりと並ぶセレクトコーナーも。旅の合間に立ち寄れば、“食べて感じる淡路島”が見えてくる。
🌐淡路島たまねぎ専門店 オフィシャルサイト
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■生しらす丼
4月〜11月限定の、淡路島だからこそ味わえる海のごちそう。水揚げされたその日のうちにしか出せない、透き通るような鮮度の生しらすをたっぷり盛りつけた贅沢丼。酢飯や白飯の上にふわっと広がるしらすは、口に入れた瞬間にトロけるような食感。レモンの酸味、ポン酢の香り、ショウガジュレの爽やかさ──すべてが引き立て役として絶妙に絡み合い、一口ごとに“海そのもの”を感じられる、季節限定の名物メニュー。淡路島に来たら、絶対に食べておきたい“旬の一杯”です。
生しらす丼が食べられる RAW JAPAN おすすめ店
おさかな共和国 えびす丸(海千館)- 年間10万食売れる不動の人気
淡路島・明石海峡大橋のふもと、道の駅あわじにある人気食堂「おさかな共和国えびす丸」。名物は年間10万食売れる生しらす丼をはじめ、鯛の卵かけご飯や漬け丼、炙り丼など海鮮丼が充実。芝生広場のテラス席では、海と橋の絶景を眺めながら地元の味を満喫できる。週末は行列必至の人気ぶりで、明石海峡を望むロケーションも魅力。アクセスも神戸から30分と好立地で、旅のランチスポットにぴったり。
ほかにも淡路島には観光スポットがてんこ盛り
明石海峡大橋 ブリッジワールド – 世界最大級の橋に「登る」体験
全長3,911m─世界最長の吊り橋「明石海峡大橋」を、実際に登って体験できるツアーがあるって、知ってましたか?その名も「明石海峡大橋 ブリッジワールド」。 普段は立ち入れない管理通路を、専属のガイドと一緒に歩き、最終的には海面から約300mの主塔のてっぺんまで登ります。登った先にあるのは、瀬戸内海を360度見渡す、唯一無二のパノラマ。風、海、空、構造美─すべてが“生”で味わえる、まさに橋オタク歓喜のツアーです。受付~解散までの所用時間は約2時間50分だそう。安全装備(ハーネスなど)を着用し、ガイドから構造や歴史の解説も受けながら進むため、土木・建築好きはもちろん、アドベンチャー好きにも刺さる体験です。
幸せのパンケーキ 本店 淡路島テラス
全国のパンケーキファンに愛される「幸せのパンケーキ」発祥の地が、ここ淡路島。淡路島産の食材を使った“とろける”パンケーキを、全席オーシャンビューという絶景の中で楽しめます。敷地内には、海辺のテラス、ハンモック、ブランコ、そしてSNSでも話題のフォトスポット「幸せの階段」も完備。この白い階段を登ると、その先には青い空と海がまっすぐ広がり、「人生に幸せが訪れるように」という願いを込めて設けられた場所なんだとか。店内はすべてが非日常仕様。特にカップルや女子旅には鉄板の癒しスポット。休日は混雑必至なので、予約や時間に余裕をもって訪れるのがおすすめです。
🌐幸せのパンケーキ 本店 淡路島テラス
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伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)
日本神話で最初に生まれた島──淡路島。その神話の中心にあるのが伊弉諾神宮。国生みの神・イザナギが晩年を過ごした地とされ、日本最古の神社のひとつといわれています。境内には、樹齢900年を超える御神木や、パワースポットとして知られる夫婦大楠も。静寂と神聖さが共存する空間で、“日本のはじまり”を感じる旅を。
洲本城跡(すもとじょうあと)
淡路最大の山城跡、洲本城(すもとじょう)。室町時代に築かれたこの城は、眼下に広がる洲本の町と海を一望できる絶景スポット。天守は当時の姿を復元した模擬天守で、周囲には石垣や曲輪跡も残されています。晴れた日には、紀淡海峡の向こうに和歌山まで見渡せるほどのパノラマが広がり、歴史ロマンと絶景が交差する特別な場所です。城跡まではハイキング気分で登れる道もあり、観光と自然散策の両方が楽しめます。
うずの丘 大鳴門橋記念館
インパクト抜群の巨大玉ねぎオブジェでおなじみの展望施設。ここ「うずの丘 大鳴門橋記念館」では、淡路島の特産・玉ねぎを使ったご当地バーガーやスープなど、“玉ねぎ推し”グルメが満載。屋外にはSNS映え間違いなしの玉ねぎのモニュメントや玉ねぎキャッチャーもあり、遊び心もたっぷり。展望台からは、大鳴門橋と鳴門海峡の雄大な景色が一望でき、グルメ・お土産・絶景が全部そろった淡路島の人気スポットです。
🌐うずの丘 大鳴門橋記念館 オフィシャルサイト
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アクセス・モデルコース:どう行く?どう回る?
🚍 淡路島への行き方(主要都市から)
大阪(梅田)から
→ 高速バスで「ニジゲンノモリ前」または「淡路IC」下車(約1時間20分)
→ 車なら神戸淡路鳴門自動車道経由で約1時間半(明石海峡大橋通過)
神戸(三宮)から
→ 高速バスで約60分(淡路ICまたは東浦BTなど)
→ 車なら40分程度で淡路入り可能。日帰りも余裕
関西国際空港(KIX)から
→ 神戸経由で高速バス・車ルートが便利(約2時間前後)
🚗 レンタカーがおすすめ!
淡路島のおすすめレンタカーショップ
淡路島 レンタカー森本商店
店舗から5Kmぐらいまで無料送迎してくれるので、レンタカーを借りるまでがとてもスムーズ
🌐淡路島 レンタカー森本商店 オフィシャルサイト
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これが最強ルート!淡路島“全部のせ”1泊2日旅プラン
明石海峡のてっぺんから旅が始まり、アニメの森、安藤建築、淡路牛に星空の宿へ──。 2日目は神話の神社に登城ハイク、巨大玉ねぎでフィニッシュ。 「せっかくなら全部遊びつくしたい!」という方のために、RAW JAPANが考えた、淡路島まるごと体験プランです。ただし、このスケジュール、帰りの車内で爆睡確定です。ゆっくり過ごしたい方は、自分たちのペースでアレンジしてくださいね。
DAY 1|橋の頂上からスタート!絶景とアニメと建築の1日(レンタカー必須)
09:00 | 舞子公園(神戸側)集合 → 明石海峡大橋「ブリッジワールド」受付 |
09:10 | 受付完了後、約2時間40分の明石海峡大橋ブリッジワールドツアーを体験 |
12:00 | 明石海峡大橋の淡路島側へ車移動(約20分) |
12:30 | 「道の駅あわじ」で玉ねぎバーガー or 生しらす丼ランチ(そのまま海を眺めてひと休みもOK) |
14:00 | ニジゲンノモリ到着/アトラクション満喫(NARUTO・ドラクエ・ゴジラなど) |
16:30 | 淡路夢舞台へ移動、百段苑・奇跡の星の植物館・回廊と水盤を散策 |
18:00 | グランドニッコー淡路 or グランシャリオ チェックイン |
19:00 | 淡路ビーフのコースディナー&星空観察 |
21:00 | 温泉や焚き火テラスでリラックス(コクーンステイ) |
DAY 2|神話・城・グルメをめぐる島の“深堀り”旅
08:00 | 和御膳 or 洋食モーニング(宿泊施設で) |
09:30 | 伊弉諾神宮で神話の空気にふれる&御朱印タイム |
11:00 | 洲本城跡で絶景ハイキング&写真撮影 |
12:30 | 洲本エリアでランチ(生しらす丼 or 淡路牛定食) |
14:00 | うずの丘 大鳴門橋記念館で玉ねぎフォト&お土産散策 |
15:30 | 淡路IC出発(帰路へ) |
プチTIPS:旅を快適にする淡路島の豆知識
- 🧅 玉ねぎの旬は5〜6月 新玉ねぎが絶品
- 🚍 バスの本数は少なめ。時刻表&接続確認が安心
- 📶 市街地は電波◎。山間部や海沿いはやや不安定
- 💳 クレジットカード・電子マネー対応店舗が増加中
- ☀️ ベストシーズン 春4〜5月と秋10〜11月
RAW JAPAN’s Takeaway
淡路島は、“ちょっと面白い島”なんかじゃない。
アニメの中に入れる場所があり、建築に感動し、星空の下で眠り、牛と玉ねぎとしらすに舌鼓を打ち、神話に出てくるほどの歴史がある。ファミリーならニジゲンノモリで全力アドベンチャー、カップルなら星空グランピングでロマンチックに。ひとり旅なら、神社や温泉、安藤建築にどっぷり浸かる“静かな日本”に出会えるはず。日帰りでも行ける。でも1泊したら、もっと深くなる。 次の旅先、迷ってるなら─淡路島は、間違いないです。
※この記事はRAW JAPAN編集部が独自に構成したものであり、各チェーンとのタイアップや広告は一切ありません。
※掲載している価格は記事作成時点の情報に基づいています。詳細は各店舗・施設の公式サイトをご確認ください。
※掲載している画像はイメージです。実際のメニュー内容・盛り付けとは異なる場合があります。
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