日本発の“チョコよりシールが本体”? ビックリマンチョコの世界を解説!

日本のスーパーやコンビニで売ってるけど、中身より“おまけ”が話題になるお菓子──
それが、ビックリマンチョコ(Bikkuriman Choco) です。
単なるチョコじゃありません。
このお菓子は、日本の80〜90年代カルチャーを語る上で欠かせない存在なんです。
そもそも、ビックリマンチョコって何?
ビックリマンチョコは、1977年にロッテから発売されたウェハースチョコ+おまけシール付きのお菓子。
見た目はよくある2枚重ねのウェハースですが──
実は“本命”は、中に入ってる シール だったのです。
特に1980年代後半からは、「悪魔VS天使」シリーズ の爆発的人気により、ついには「1人3個まで」と購入制限がかかるほど
日本中の子どもたちが「シール収集」に熱狂。
お店では チョコだけ捨てられる社会問題(!?) まで発生したほど。
1985年のパッケージ - ビックリマンチョコ 悪魔VS天使 シリーズ
なぜそんなに人気だったの?
理由はシンプル:
- キャラデザインが めちゃくちゃカッコいい・かわいい
- ストーリー性がある世界観(天使・悪魔・お守りの3勢力)
- シールにレア度がある → キラキラ加工の“ヘッドシール”が超貴重!
つまり、ビックリマンチョコは、トレーディングカードゲームの“前夜”のような存在 でもありました。
アニメ化・ゲーム化もされたメディアミックスの元祖!
1987年には、TVアニメ『ビックリマン』が放送スタート。
『聖フェニックス』『ヘッドロココ』『スーパーゼウス』など、シールのキャラが主人公級の存在に。
その後も、ゲーム、リバイバルシリーズ(令和版ビックリマンなど)、 アパレル、 アーティストとのコラボ等、おじさんから子供まで虜にし続けています。
2025年4月1日には、40周年を迎え、
レアシールしか入っていない 「ヘッドだらけのビックリマンチョコ」を発売しました。
海外での知名度は?
海外展開は限定的だったものの、最近はSNSやYouTubeで “謎の日本のシール文化” として注目されつつあります。
「チョコよりシールが主役」という逆転構造に、海外ファンからは「ワンダーランドすぎる」「なぜこれが成立した?」との声も。
ちなみに日本では今でも 大人が箱買い したり、中古市場でシールが高額取引 されたりしています。
RAW JAPAN まとめ
ビックリマンチョコは、シール×お菓子のカルチャーアイコン
- 日本の子ども文化・コレクター文化を象徴するアイテム
- スナックよりシールが本体というユニークさ
- 40年以上続く“進化系トレカ”としての位置づけ
アニメやゲームにハマってる人なら、この世界観には絶対刺さるはず。
チョコを食べて、シールをめくる瞬間──それが、ビックリマン体験です。
おまけ
ビックリマン 19年前のビックリマンチョコを開封‼当時のビックリマンシールも紹介します!@left-brothers
出典表記
本記事はWikipedia /株式会社ロッテ オフィシャルサイト等の公開情報 / Youtubeなどからの情報を参考に、RAW JAPAN編集部が要約・再構成したものです。
画像・ブランド提供:株式会社ロッテ(https://www.lotte.co.jp/) / PR TIMES