RAW JAPAN
2025 / 06 / 20Travel

日本の巨大モニュメントTOP15 ─ 仏もロボも“高さ”がすべて

日本の巨大モニュメントTOP15 ─ 仏もロボも“高さ”がすべて

「高さ=信仰」「高さ=憧れ」「高さ=国家戦略」──

日本は小さな島国ですが、そんな日本で所狭しとそびえ立つ大仏からロボットまで色々な巨大が存在します。

そこで、RAW JAPANでは、 「全高でガチ勝負!日本の巨大モニュメントTOP15──仏もロボも“高さ”がすべて」 と題し、台座を含む全高が10m以上、かつ現地で今も見ることができる“常設”モニュメントを対象に、日本全国の“高さ勝負”な名所を厳選!

宗教もポップカルチャーもアートも、ジャンルを超えて「高さの気持ちよさ」を体験してみてください。

※2025年6月に調べた情報です。


🥇1位 牛久大仏(茨城県)|全高120m

世界最大の青銅製立像としてギネスにも登録された、まさに“仏の摩天楼”。その巨大さは、なんと自由の女神の約3倍。立像部分が100m、台座が20mという驚異的なスケール。胎内は5層構造で、写経体験、光の世界(蓮華蔵世界)、仏舎利奉安室など、多彩な施設を内包。

エレベーターで地上85mの展望台まで登れば、天気が良ければ富士山も拝める。周囲には浄土庭園、蓮池、小動物とふれあえるエリアもあり、家族連れでも楽しめる。

夜間はライトアップもあり、幻想的な姿は撮影スポットとしても大人気。

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🥈2位 仙台大観音(宮城県)|全高100m

宮城県仙台市泉区に位置する真っ白な観音像で、正しくは「仙台天道白衣大観音」。
その姿は遠くからでも一目でわかるほど巨大で、街中に突如として現れるスケール感に圧倒される。
内部は12階層に分かれ、エレベーターで6階まで上がると、螺旋階段でさらに仏像を巡ることができる。108体の仏像が並ぶ通路は圧巻。
最上階からは仙台市街地や太平洋まで望むことができ、展望スポットとしても魅力的。
併設されている売店や御朱印所もあり、観光と参拝を同時に楽しめる。

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🥉3位 加賀観音(石川県)|全高93m

石川県加賀市の霊峰・大日山の中腹に建つ巨大観音。「加賀寺 大観音」とも呼ばれ、像高73m・台座20mで全高93m。周囲は自然豊かな山林で、観音像の足元から見上げると圧倒的なスケールを体感できる。

胎内には仏教美術の展示があり、静寂の中で精神統一にも最適。訪問には車が必要だが、山道の途中に突如出現するその姿に感動する人も多い。地元では安産や交通安全の祈願地としても信仰されている。

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4位 北海道大観音(北海道芦別市)|全高88m

北海道芦別市の「北の京 芦別」テーマパーク内にそびえる巨大観音像。建設当時は“世界最大”とも言われ、その高さは堂々の88m。観音像の中には20階層の階段があり、上層階からは芦別の自然が一望できます。

現在はかつての賑わいは失われ、老朽化も進んでいますが、それでも静かにそびえる姿は迫力満点。特に冬季の雪化粧姿はフォトジェニックで、「廃墟×大観音」の独特な世界観を味わえます。

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5位 救世慈母大観音(福岡県・飯塚市)|全高62m

成田山久留米分院 「救世慈母大観音」は、1993年に建立された高さ62mの観音像。「母なる慈悲」を象徴する柔らかな表情と白亜の姿が特徴で、子育てや家内安全、安産祈願の対象として広く信仰されている。
内部は胎内拝観が可能で、螺旋階段を登りながら仏像や仏画を巡ることができ、最上部からは周囲の自然や街並みを一望できる。

宗教施設としての厳かな雰囲気を保ちながらも、訪れた人を穏やかな気持ちにさせてくれる“癒しの巨像”です。額には直径30cmの純金の板に3カラットのダイヤモンドが18個ついています。また、胸の瓔珞には直径10cmの水晶(2000カラット)とその周囲には56個の翡翠が散りばめてあります。

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6位 会津慈母大観音(福島県)|全高57m

福島県会津若松市に建つ純白の慈母観音像。母性をテーマにしたこの観音像は、子どもを抱く姿が特徴的で、やさしく包み込むようなデザインが印象的です。胎内には巡礼路のように小仏像が並んでおり、穏やかな雰囲気の中で心を整えることができます。紅葉や雪景色とのコントラストも美しく、四季折々の表情を見せてくれるのも魅力です。

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7位 東京湾観音(千葉県)|全高56m

千葉県富津市の高台に建つ東京湾観音は、戦後の慰霊と平和祈願を目的に建立されたもの。内部には324段のらせん階段があり、登頂すれば東京湾を見渡す絶景に出会えます。

壁面には戦没者の名前が刻まれ、観光と慰霊が共存する独特の空間です。晴れた日には遠くに東京スカイツリーや富士山も望めるため、展望スポットとしてもおすすめ。

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8位 宇佐美大観音(静岡県)|全高50m

静岡県伊東市の高台に立つ、比較的新しい観音像。海と山に囲まれた自然豊かなロケーションで、観音像の足元からは相模湾を見渡すことができます。

観光地化はされていないものの、地元の人々には親しまれており、静かに手を合わせるには理想的な場所。
アクセスは車が基本なので、ドライブがてら訪れるのが良さそうです。

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9位 小豆島大観音(香川県)|全高50m

瀬戸内海に浮かぶ小豆島に位置する観音像で、正式には「世界一美しい観音様」とも称される。胎内には写経体験スペースや展望台、巡拝通路があり、観音像の中を“歩いて登る”ことが可能。

瀬戸内の穏やかな海やオリーブ畑といった、小豆島ならではの風景との調和も美しく、島旅のハイライトにふさわしい存在です。

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10位 長浜琵琶湖大仏(滋賀県)|全高28m

滋賀県長浜市の「長浜びわこ大仏」は、琵琶湖のすぐそばにある比較的新しい大仏像。見上げれば整った顔立ちとどっしりとした体躯に圧倒されますが、境内は静かで落ち着いており、地元住民の祈りの場として根付いています。

観光客はそれほど多くないため、じっくりと仏像と向き合いたい人には最適の場所です。周辺には観音像や四国八十八ヶ所ミニ霊場などもあり、プチ巡礼気分が味わえます。

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11位 νガンダム立像(福岡県)|全高24.8m

福岡・ららぽーと福岡の前に立つ実物大スケールのν(ニュー)ガンダム立像。2022年に登場し、2025年現在も常設展示中。アニメ『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で登場した機体を忠実に再現しており、専用の武装「ロングレンジ・フィン・ファンネル」が特徴。

近未来的なカラーリングも話題を呼び、ライトアップや演出映像と連動したショーも展開。福岡の新たな観光ランドマークとして、ファンならずとも一見の価値ありです。

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12位 お台場自由の女神像(東京都)|全高20.8m

お台場海浜公園に位置する自由の女神像は、フランス政府から貸与されたレプリカ像として1998年に公開。アメリカ・ニューヨークの本家よりは小型ながら、レインボーブリッジや東京湾を背景にしたフォトスポットとして大人気。

夜景やイルミネーションとの相性も良く、カップルや外国人観光客にも人気。「日本にある自由の女神」としてSNS映えする存在感です。

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13位 ユニコーンガンダム立像(東京都)|全高19.7m

お台場・ダイバーシティ東京プラザ前に立つ実物大ユニコーンガンダム。2017年に公開され、元祖RX-78ガンダム像の跡地に建てられた後継機として注目を集めました。

日中は通常モード、夜には「デストロイモード」への変形とともに演出が展開。LEDライト、可動パーツ、プロジェクションマッピングを活用した演出は圧巻で、ガンダムファンの聖地巡礼地として根強い人気を誇ります。

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14位 修楽園大仏(愛知県)|全高18.79m

愛知県豊明市にある静かな庭園「修楽園」に佇む巨大仏。観光名所としてはあまり知られていませんが、地元では“知る人ぞ知る存在”として静かな人気を集めています。

大仏の背後には自然林が広がり、晴天の日は空の青とのコントラストが美しい。落ち着いた雰囲気の中で、心を整えるには最適な場所です。

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15位 布袋の大仏(愛知県)|全高約18m

愛知県江南市にそびえる、まさに“地域の守り神”的存在の大仏。正式には「布袋大仏」と呼ばれ、約18mの青銅製で1993年に建立されました。
巨大でありながら、ふっくらとした優しい表情と穏やかな雰囲気が地元民から愛されています。周囲は住宅街で観光施設は少ないものの、静かに手を合わせるには最適なスポットです。

最近では、近くの踏切の点滅ライトが目の位置にくることで、「サングラスをかけた大仏」に見えると話題に。

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RAW JAPAN’s Takeaway

「高さ」で並べると、仏像・観音像の強さが圧倒的。でも、そこに割り込んでくるガンダムが、現代日本の多様性やセンスの狂気を象徴している気がします。「でかすぎる仏の中で静かに祈る」も、「でかすぎるロボの前でテンションぶち上がる」も、全部まとめて“ニッポンの高さ体験”。

次の旅行、でかいものから始めてみませんか?


番外編

今回のランキングは「現地で今も見られる常設モニュメント」が条件。そのため、惜しくもランクインできなかった“伝説の巨像”たちを、番外編としてご紹介します。ちなみに、私は番外編どちらも実際に見に行ったことがあるので、どこか寂しい気持ちになりました。


世界平和大観音像(兵庫県淡路市)|全高100m

かつて淡路島にそびえていた、高さ100mの巨大観音像。バブル期の象徴として建設されましたが、老朽化と安全面の問題から2023年に解体。その巨大さと異様な存在感から、一部では“日本のサグラダ・ファミリア”とも呼ばれていました。


初代 実物大ガンダム(横浜)|全高18m

2009年に登場し、ガンダムファンを熱狂させた初代実物大ガンダム。その後、静岡やお台場で再展示されましたが、現在は撤去済み。現在のユニコーンガンダムにそのバトンを託し、“原点”として語り継がれています。

追記:2025年現在、開催中の大阪万博に移され、資材を再利用し形やポーズを変えて展示されているようです。

6/20/2025 — RAW JAPAN
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