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2025 / 06 / 08Travel

日本の“深掘り旅”TOP5 〜外国人旅行者にこそ薦めたい、心に残る穴場スポット〜

日本の“深掘り旅”TOP5 〜外国人旅行者にこそ薦めたい、心に残る穴場スポット〜
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世界的に知られる東京や京都もいいけれど、もっとリアルな日本が見たい——。
そんな外国人旅行者のために、RAW JAPANがピックアップした“通好み”の旅先をご紹介。
実際に行ってみると「これぞ日本」と言いたくなる。
写真も、空気感も、そして体験も、全部が唯一無二の“原風景”になる場所たちです。


1. 大内宿(福島県)

まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような感覚——。
そんな不思議な旅が体験できるのが、福島・南会津にある「大内宿」。

ここは、江戸時代に会津と日光を結ぶ宿場町として栄えた歴史的な集落で、今もなお約30軒の茅葺屋根の家々が並んでいる。
特に冬、雪に覆われた街並みは、白銀の静寂に包まれ、幻想的ですらある。

名物「ねぎそば」は、長ネギを箸代わりにすするというインパクト抜群の一品。
SNSでも話題になり、「#NegiSoba」タグで世界中の旅行者がこの体験をシェアしている。

参考
下郷町観光協会 https://shimogo.jp/
福島県会津下郷町の絶景撮影スポットガイド https://photonavi-shimogo.jp/


2. 犬島アートプロジェクト(岡山県)

岡山・瀬戸内海に浮かぶ小さな島、犬島(いぬじま)。
ここは、かつての銅の精錬所跡がアートによって再生された、不思議な島。

むき出しのレンガ、鉄骨、そして静かに響く風の音。
現代美術と産業遺産が混ざり合う空間には、ただの観光では味わえない“時の層”が流れている。

妹島和世+西沢立衛(SANAA)によるギャラリーや、地元の空き家を活用した「家プロジェクト」では、“鑑賞”ではなく“共存”を体感できる。
直島と同じくベネッセアートサイト直島の一環だが、犬島はより静かで、ディープ。

参考:ベネッセアートサイト直島 https://benesse-artsite.jp/art/inujima.html


3. 祖谷渓(徳島県)

日本三大秘境のひとつ、徳島県の祖谷(いや)渓。
深いV字谷に沿って広がる渓谷は、今なお“人の手が及びすぎていない自然”が残る貴重なエリア。

最大の見どころは「祖谷のかずら橋」。
山野に自生するシラクチカズラで作られた吊橋は、風に揺れ、足元から渓流が見えるスリル満点の体験ができる。

紅葉シーズンは圧巻で、息を呑む絶景が広がる。
さらに、渓谷沿いには秘湯や郷土料理も多く、自然・食・文化をまるごと味わえる場所として、ヨーロッパからのリピーターも増えている。

参考:三好市観光協会 https://miyoshi-tourism.jp/


4. 弘前れんが倉庫美術館(青森県)

青森県弘前市。りんごの町として知られるこの地に、2020年に誕生したのが「弘前れんが倉庫美術館」だ。

この美術館は、かつてのサッポロビールの醸造工場だった赤レンガ建築を改装したもので、明治期の産業遺産と現代アートが見事に融合している。

館内では、地域性や季節を取り入れた展示が行われ、アートを通じて“土地の記憶”を辿るような感覚が味わえる。
特に建築そのものが作品としての存在感を放ち、アートファンや建築マニアにとっては見逃せないスポットだ。

観光都市としての派手さはないが、“静かな感動”を求める旅にはぴったり。
雪に包まれる冬の弘前で、この美術館の静謐な空気に浸れば、日本の美しさがまたひとつ深くなる。

参考:弘前れんが倉庫美術館 https://www.hirosaki-moca.jp/

5. 白川郷(岐阜県)

合掌造りの茅葺き屋根が連なる、まるで絵本の中のような風景。
岐阜県の山あいにある「白川郷」は、ユネスコ世界遺産にも登録された集落です。

季節ごとに美しさが変わり、冬はライトアップされた雪景色が幻想的すぎるとSNSでも話題に。
茅葺きの家屋に実際に泊まれる宿もあり、まさに“日本の原風景”に触れられる場所。

アクセスは少し不便ですが、それが逆に特別感を高めてくれます。

参考:白川村公式観光サイト https://shirakawa-go.gr.jp/


これら5つのスポットに共通するのは、“本物の日本”がそこにあるということ。
地元の空気に触れ、五感すべてで体験する旅は、きっと記憶に残る“人生の1ページ”になるはずです。


RAW JAPAN Comment

こうした“ディープな日本”は、「空気」ごと記憶に残る場所ばかり。
訪れるたびに、新しい日本の一面と出会える。そんな旅こそ、これからの時代に求められているのかもしれません。

ちなみに私は、記事を書くのに追われて、いつ行けるのかGoogleカレンダーとにらめっこしています。


本記事は、各施設公式サイトをもとに、RAW JAPAN編集部が再構成したものです。
出典:各施設公式サイト
画像提供:各公式サイトより引用

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クセつよな日本を偏愛する、2児のパパ。 日常のすき間から見える“じわるニッポン”を追いかけています。

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